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東京芸術大学奏楽堂 1998




上野の森の歴史と環境を継承しながら未来を指向するデザインを意図している。東京芸術大学の音楽学部はオーケストラ、室内楽、オペラから邦楽までさまぎまなジャンルを教育・研究対象としいるため、これら全てに満足できるコンサートホールを実現するために、可動式の天井を上下に5m可動させ、室容積を増減させることによって、音響特性を変えるという画期的方法を提案した。その結果、残響時間はI.5秒から2.6秒と、1秒以上の幅を持ち、響きを損なうことなく可変性能をコントロールできる音楽専用ホールを実現した。内装は木、石、皮といった人聞が古来から用いてきた材料を使いながらも、新たな音楽を生み出す場に相応しく、過去の建築様式にとらわれない表現としている。幕間には大ガラスを開放、ホワイエと広場が一体化する。


所在地: 東京都台東区上野公園128

構 造:鉄骨鉄筋コンクリート造 地上5階地下2階

規 模: 敷地面積:32,336㎡ 建築面積:2,169㎡ 延床面積:6,539㎡

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