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鹿島建設本社ビル 1971




鹿島建設の本社であるこの2棟のビルはオフィスピルとしての経済性と合理性をテーマのひとつとし、鏡舌をさけ単純明快なデザインでまとめられ、そのディテールと施工技術のバランスにより口ーコスト化がなされている。

一方機能主義一辺倒のオフィスビルに人間性をとりもどすことも大きなテーマとしている。ビルの足元には、ふたつの異った性格の広場前庭は青山通りからのアブローチで、ゆったりとした石段で導かれた入口の広場、そこからビルをまくようにして上った中庭は都市の騒しさから逃れた憩いの広場ーがある。

また1、2階玄関ホール、ロビーまわりや一般階の吹抜のあるエレベーターホールなどは、味気なくなりがちな内部空間を豊かなものにしている。


所在地:東京都港区赤坂1-2-7(現存せず)

構 造: 第1棟 低層 鉄筋コンクリート 第2棟 低層 鉄筋コンクリート

        高層 鉄骨造          高層 鉄骨造

        地上17階 地下3階 地上20階地下3階

        ペントハウス 2階 ペントハウス2階

規 模: 第1棟 延床面積15,944.475㎡ 第2棟延 床面積20,300.430㎡



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