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筑波大学中央図書館 1979



筑波大学の中央広場を囲んで立地するこの図書館は、広場との融合を図り、L字形の平面と、段状にセットバックした特徴ある外形を持つ。100万冊を越す蔵書、1,300の座席数、延べ15,000㎡に達する大面積という条件の下で、本と人との対話の場をいかに便利に、豊かに用意するかを最大の課題として設計したものである。そのために全館開架方式をとっているが、100万冊の開架方式は全国でも最大規模のものであろう。建築デザインとしては、歩行者レベルの2階をメインフロア、3階から5階を開架閲覧室、広場からみて地下にあたる1階は利用度の低い資料の書庫といった、3つのわかり易い空間構成となっている。また、メインフロアから最上階まで貫く吹抜は、上階と下階に視覚的なつながりを持たせ、利用者に各閲覧室の存在を身近なものとして感じさせる効果を発揮している。


所在地:茨城県新治郡桜村天王台1- 1(現つくば市)筑波大学中央区

構造: 鉄筋コンクリート造 地上5階塔屋1階

規模: 敷地面積: 2,453,111㎡ 建築面積: 3,685㎡ 延床面積: 14,959㎡

竣工年:1979年

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