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秋田県立リハビリテーション・精神医療センター 1996





秋田県大仙市ののどかな田園風景に囲まれた台地に位置する、精神科とリハビリテーション科の病院である。患者が豊かな自然環境と積極的に関わることができるように、敷地の広さを活かして平面的に展開した構成としている。敷地の高低差により1階と2階の両方が地面に接しており、病棟を初めとする患者ゾーンからはすべて階の移動なしに直接外部に出ることができる。

 すべて中庭を囲む回遊方式の平面である。この中庭は患者のための安全な外部空間であり、接地性と患者の管理を両立させている。また、ナースステーションから中庭を通して病棟全体の状態を把握することもできる。病棟内に食堂の他に小さなデイコーナーを設けたり、一部が外部に張り出した変形の4床室とすることにより、患者が自分の居場所を見つけることができるように配慮している。


所在地:秋田県大仙市

規 模 :敷地面積 288,306㎡

    延床面積 25,218

構 造 :地上3階 鉄筋コンクリート造

病床数:300床(回復期リハ100床,精神200床)

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