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横浜労災病院 1991




横浜労災病院は、横浜市の港北区を中心とした横浜市北東部の地域中核総合病院として、また高度の医療の提供できる新しい労災病院として計画された。とくに、中央診療部門の充実と医療機器の進歩や医療の高度化に対応しうるフレキシブルなマスタープランと建築計画とが考え方の基本となっている。

さらに、自然光を取り入れた吹抜け空間(ホスピタルプラザ)、45度配置をとることによってすべての病室に採光を可能とする病棟計画、明快でわかりやすい動線計画など患者の生活環境の重視、トータルな物品管理システムや情報管理システムを含めた病院全体のファシリティマネージメン卜の追求を計画の特徴としている。

開院後、リハビリテーション機能の再編や、外来部門の大幅な変更、救急ICUの設置、地下放射線治療部門の変更といった改修工事を病院を停止することなく行うことができた。このことは、設計時に想定したフレキシビリティーが発揮できているといってよいだろう。


構造:鉄骨鉄筋コンクリート造 一部鉄筋コンクリート造

地下1階 地上10階、塔屋2階

規模:敷地面積 58,897㎡ 建築面積 11,682㎡ 延べ面積 68,738㎡

病床数:880床

竣工年: 1991年

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