この施設は精神薄弱者、精薄児、身体障害者の3つの施設が1つの管理の元に町づくりを行おうという試みである。障害者の年齢、知能、活動の程度による様々なレベルでの生活の分析の結果、身障者と精薄者のゾーンは中央の管理棟群によって明快に分離されながらしかも生活的交流が可能なような構成を意図している。施設群をまとめる軸は古くからの南京ハゼの並木を残した街路であり、それを中心として様々な社会的活動のできる場として計画されている。そこは縁とレンガの街路、変化にとんだ建物群や広場等身心障害者の社会復帰の場として大切な「豊かな、かつ地域に対して聞かれた街のイメージ」に満たされている。
所在地: 岡山市平田407番地
構 造: 鉄筋コンクリート造
規 模: 敷地面積 60,497.000㎡ 建築面積 9,051.830㎡
延床面積 12,526.890㎡
精薄児居住施設60名 精薄者居住施設110名
身障者居住施設85名 児童一時保護寮20名
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