「東日本大震災で被災した市民の日常生活を取り戻す居場所づくり」
被災前の公民館の諸室構成を市民ニーズに沿って見直し、同面積でありながらも、より多様に、より活発に使いこなせる公共施設へと再編した。
その際、Kラウンジを幹空間とし、大きさの違う諸室を外部空間も絡め、つないでいくことで、予約なしに訪れても過ごせる居場所を随所に生み出している。大川沿いの夕日の美しい屋上テラスも活用しながら、立体的な回遊性のある散歩コースも生みだしている。
【建築概要】
所在地 宮城県気仙沼市南気仙沼地区
敷地面積 8,747.48㎡
建築面積 2,805.32㎡
延床面積 3,154.33㎡
構造 鉄筋コンクリート造一部鉄骨造
規模 地上2階建
竣工 2021年10月
主要用途 公民館(小劇場329席、スタジオ諸室、アリーナ等)
掲載 『近代建築』2022年10月号
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